「若者の戦後史 片瀬一男」を読む。
昭和初期においては「軍国少年」あるいは「軍国少年らしさ」をしなけらばの時代から脱落人生であった。
高度成長がなくなった時代には「ロスジェネ」まで、若者の歩んだ軌跡を描き出す。
フリーター、派遣労働者が増える時代では若者たちは夢を失い、無気力になり、人生設計はできない。当然結婚できず、益々少子社会になる。政府は少子化省を作り小手技で対処する。日本は疲弊するだろう。
ロスジェネとはロストジェネレーション(さまよえる世代)の略。バブル崩壊後の就職氷河期に新規卒業者となった世代で、フリーター、派遣労働者、引きこもりなどの総称としても使われる。正規雇用の道を断たれることが多く、格差社会や貧困の体現者ともされる。
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