2015年2月2日月曜日

2月1日 韋駄天走り

 東日本大震災で被災した岩手県釜石市で2月1日、津波に襲われた市街地から高台の寺院まで駆け上がる「新春 韋駄天(いだてん)競走」があった。4歳から84歳まで59人が急坂に挑んだ。
 地元の若者らが、津波から避難する大切さを後世に伝えようと、兵庫県西宮市の西宮神社の「福男選び」をヒントに昨年始めた。震災時に市民の避難所となった標高約30メートルの仙寿院が、約280メートルの走路のゴールとなった。
 女子の部1位で「福女」になった釜石中学校1年の上野渚月(なつき)さん(13)は「実際に津波が来たら自分だけが逃げるのではなくて、逃げ遅れそうな人を助けながら上がっていきたい」と話した。今年は西宮神社が初めて協力し、福男、福女らに記念品「えびす木像」を贈った。

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