ユーモラスな色と形の抽象画で国際的に知られ、関西発の前衛美術家集団「具体美術協会」の中心メンバーの一人だった元永定正(もとなが・さだまさ)さん(1922~2011)が、第2次大戦中の20歳ごろに漫画雑誌に投稿した漫画が見つかった。戦意高揚や戦争への協力が求められた戦時中にあって、後の作品に通じる柔らかなユーモアを醸し出している。
元永さんは三重県伊賀市出身。10代後半、国鉄に勤めながら漫画を描き始めたが、戦後、洋画に転向した。詩人の谷川俊太郎さんやジャズピアニスト山下洋輔さんらと組んだ絵本もある。
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