2015年2月11日水曜日

「しぐさの日本文化 多田道太郎」を読む。

「しぐさの日本文化     多田 道太郎  」を読む。
多田 道太郎はフランス文学者である。著者はフランス体験から日本と西欧の文化比較論的なエッセイを描いた。
私たちが丁寧だと思っている習慣が、西欧では不躾な習慣である場合であるかも知れない。
例えば握手について考える。西欧では握手は丁寧なしぐさだ。
しかし日本文化では初対面で他人の手を握るのは歓迎されない。
「はにかみ」のしぐさは、伏し目がち、目逸らすだ。日本ではこのしぐさが奥床しいとされてきた。西欧では相手の目見据えるが普通だ。怖いな。
日本人は良く「頑張れ」と言う。 「頑張れ」語源は「我を張る」である。日本人は病人にまで 「頑張れ」言ってストレスを掛ける。
既にベスト尽くしているオリンピック選手にまで 「頑張れ」言って自殺に追い込む。西欧ではこのような状況では「リラックス」と言うようだ。




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