2015年4月27日月曜日

「後白河天皇 日本第一の大天狗 美川圭」

「後白河天皇  日本第一の大天狗   美川圭」を読む。
「 日本第一の大天狗  」は源頼朝が言った言葉だ。大天狗とは妖怪大魔王の意味だ。 後白河天皇の最大のライバルは源頼朝であった。思えば源頼朝こそ東国の大天狗であった。
後白河天皇(1127~1192)は平安時代末期の天皇だ。保元・平治の乱、治承・寿永の乱と、激動の時代を生き抜いた。
二条天皇、平清盛、木曽義仲・源頼朝などとの対立により、何度となく院政停止や失脚に追い込まれながらも、その度に 権謀術数の限りを駆使し復権を果たした。
後白河痛恨の誤算は、武士に政権を持っていかれた事であろう。
後白河法皇が崩御された1192年、 法皇が 生前絶対に認めなかった「源頼朝の征夷大将軍」が認められた。

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