「侍従長の回想 藤田尚徳」を読む。
筆者は1945年の終戦の前後、1944年~1946年の 困難な時代に昭和天皇を支えた。当時陸軍は戦力を消耗し戦う意欲は無くなっていた。しかし体面上戦争継続を主張した。昭和天皇は終戦を決意した。そして首相に加藤貫太郎、侍従長に 藤田尚徳を選んだ。二人は海軍出身であった。
ポツダム宣言には日本無条件降伏が明記されていた。日本政府としては国民統合の中心は天皇制存続しかあり得ない思っていた。国体(天皇制)存続は譲れなかった。1945年の無条件降伏後も天皇制存続に日米間に数々の折衝があった。連合軍総司令官マッカーサー元帥は占領政策円滑の為に天皇制存続を容認した。1946年元旦昭和天皇陛下は人間宣言をされる。
その後藤田 尚徳 は侍従長を辞任する。
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