12月18日、NHK BS「英雄たち選択。源義経」見る。
私たち日本人は悲劇の英雄を愛する民族であろうか。
平安時代末期、彗星のごとく現れた英雄、源義経は巧みな戦術で平氏を滅亡に追いやった。しかし兄の源頼朝の圧迫に耐えなくなり、遂に反旗を翻す。
従来政治的に無知な源義経が勝算もなく起こした無謀な反乱とされてきた。しかし近年、彼の朝廷とつながり、源頼朝に比肩する正統性を背景に反逆した義経の計画が明らかにされる。義経は、何を目指して挙兵したのか。
源義経の方法論として考えられるのは、第2の平清盛を目指し、西日本を制圧し宋と交易し西日本政権を樹立する事である。
しかし源義経には経済的ブレーンいなかった。
また源義経は朝廷を背景に独自の政権を目指す野心があった。しかし後白河法皇は義経に冷淡であった。また関東武士団も義経に従わなかった。
やがて源義経は悲劇的な最期を遂げる。
後世に形成される義経伝説とは努力して報われない日本人の深い同情と源義経の生存願望の表れである。
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