2017年3月11日土曜日

上村松園

2月18日テレビ東京美の巨人たち上村松園「牡丹雪」』 女流画家の草分けとして男社会に挑んだ、美人画の大家・上村松園。京都を描き続けた彼女の傑作『牡丹雪』は、雪の中、商家の娘と侍女が傘をさして歩む様子を捉えています。実はこの作品、昭和19年(1944)、太平洋戦争末期に日本軍へ献納するために描かれました。一見軍に納めるとは思えない絵ですが、そこにはある女性たちに安らぎを与えようとした決意が秘められていたのです。 注目すべきは着物、和傘、かんざし等戦争という未曽有の危機の中で伝えようした痛切なメッセージとはやがて来るであろう平和であったろう。

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