「神都物語 伊勢神宮の近現代史 ジョン・ブリーン」を読む。
ジョン・ブリーンさんはイギリス人の日本史研究者だ。これだけ優れた日本語の日本史書くとは驚きだ。
私は何回も伊勢神宮を参拝しました。
私たちは伊勢神宮の地位は歴史上変化なかったと思っている。しかしながら在位中の天皇としては明治天皇が初めて伊勢神宮に参拝した。明治以前には在位の天皇は参拝していない。むしろ歴代の天皇は熊野参拝が多かった。日本史を顧みると聖徳太子以来、神仏混淆(習合)の時代が長かった。当然伊勢には仏教寺院が多く存在し僧侶も多くいた。江戸時代には「伊勢参り」は庶民のリクレーションだった。
明治時代の「廃仏毀釈令」により伊勢神宮から仏教寺院は全て撤去され国家神道になった。これが今私たちの知る伊勢神宮の姿である。これからも伊勢神宮は変貌し続けるだろう。
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