「日本人のしきたり 飯倉晴武」を読む。
○ 著者は、宮内庁書陵部で首席研究官、陵墓調査官等を歴任した歴史学者である。
本書では、旧暦、二十四節気、干支、神と仏、ハレとケなど、“しきたり”のベースとなる日本人の自然観と信仰について触れた上で、正月行事、年中行事、結婚、懐妊・出産、祝い事、贈答、手紙、葬式、縁起について、それぞれに関する様々な“しきたり”を、簡潔かつ網羅的に解説している。
例えば
○ 昔の男子の成人式は元服と呼ばれ13~15歳であった。
○ 平安時代以前、端午の節句は女の子の行事であった。
○ 結婚は平安時代頃までは婿入婚であった、戦国時代頃から嫁入婚になった。
○ 神前結婚式は明治になってから始まった。
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