「14歳〈フォーティーン〉満州開拓村からの帰還 澤地久枝」を読む。 「昭和」を見つめ、一貫して戦争や国家を問うてきた著者の原点となったのは、1945年、14歳での敗戦体験だった。 家族と渡った満州・吉林。敗戦後の難民生活は1年に及ぶ。「棄民」ともいうべき壮絶な日々、そして一家での日本への引き揚げ。 14歳という多感な少女が軍国少女となり、日に日に戦争に巻き込まれていく様を、自身の記憶と膨大な資料から丁寧に回顧し綴る。
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