2018年10月4日木曜日

「歌舞伎ことば帖 服部幸雄」を読む。 250年余にわたり江戸時代人の心をとらえ続けた歌舞伎は、その壮大な虚構宇宙を彩る味わい深い述語群を生み出した。 中には「捨てぜりふ」「板に付く」「茶番」など,現代語に定着しているものも多い。様々な言葉を手がかりに歌舞伎という芸能の奥深くへ分け入り、その魅力の源泉を読み解く。 例えば 「捨てぜりふ」は現在では脅迫語とされているが、元々アドリブの言葉であった。 「板に付く」の板は舞台である。役者が修練し舞台に調和するという意味である。 「茶番」は元々お茶の当番を言うであった。それが酒席の小芝居に変形した。 「切って落とす」歌舞伎の幕で2枚目の薄い幕を落とす事である。 「柿落とし」は「こけらおとし」と読み木屑を落とす意味である。新装公開の意味になった。

「歌舞伎ことば帖 服部幸雄」を読む。
250年余にわたり江戸時代人の心をとらえ続けた歌舞伎は、その壮大な虚構宇宙を彩る味わい深い述語群を生み出した。
中には「捨てぜりふ」「板に付く」「茶番」など,現代語に定着しているものも多い。様々な言葉を手がかりに歌舞伎という芸能の奥深くへ分け入り、その魅力の源泉を読み解く。
例えば
「捨てぜりふ」は現在では脅迫語とされているが、元々アドリブの言葉であった。
「板に付く」の板は舞台である。役者が修練し舞台に調和するという意味である。
「茶番」は元々お茶の当番を言うであった。それが酒席の小芝居に変形した。
「切って落とす」歌舞伎の幕で2枚目の薄い幕を落とす事である。
「柿落とし」は「こけらおとし」と読み木屑を落とす意味である。新装公開の意味になった。

0 件のコメント: