「魔女と聖女 池上俊一」を読む。
怖るべき事実だが、ジャンヌダルクは魔女として火炙の処刑にされた。そして後世聖女とされた。つまりヨーロッパにおける魔女と聖女は表裏一体である。さらには14世紀にはローマ教皇が魔女狩りを公認し火炙りを推進したのである。そして魔女の判定は教会の聖職者が拷問により決定した。今思えば当時のキリスト教は狂っていた。魔女とされた女性は概ね貧困な農村の女性であり、聖女は裕福な家庭の女性だ。私は宗教の恐ろしさを思う。例えばアメリカにおけるマッカーシズム現代の魔女狩りとされる。
日本では神憑り女性はいたが魔女狩りの対象とされなかったのは幸いである。
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