2015年6月7日日曜日

神谷伝兵別荘とゆかりの家

6月7日。 BS朝日のテレビ放送「百年名家~築100年の家を訪ねる旅~」を見ました。 千葉市稲毛には戦前の昭和史を物語る建物が残されています。
国登録有形文化財「旧神谷伝兵衛稲毛別荘」と「千葉市ゆかりの家・いなげ」です。
かって、稲毛は海水浴海水浴場、別荘地でした。
実業家、神谷伝兵衛の別荘。神谷伝兵衛はワイン醸造で成功を収めました。洋館は1階が完璧な洋室であるのに対し、2階は純粋な和室となっています。この構成はジョサイア・コンドル設計の旧古河邸と似ている。その中で最も目を惹くのは天井高が約3mの2階の客間。葡萄の木の床柱や猫間障子の建具に用いられたタガヤサンなど、銘木が惜しげもなく使われた豪華な部屋となっています。
更に満州国皇帝「愛新覚羅溥儀」の弟「溥傑」夫婦が暮らした家も保存されています。激動の時代を生きた溥傑の歴史を感じさせる貴重な建物です。

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