4月8日PM20:00NHK総合「カラヴァッジョ光と闇のエクスタシー」を見る。
6月12日まで西洋美術館でカラヴァッジョ展が開かれている。私は見に行く予定です。
イタリアの天才画家カラヴァッジョCaravaggio(1571 - 1610)は数々の名作を残し38歳で死亡する。
○殺人者であり逃亡者、そして天才芸術家であるカラヴァッジョ。近年、新たに発見された作品が“世界初公開”の看板を引っさげ、まさに今、日本に上陸中です。日本中の美術ファンがこの話題に熱狂するなか、カラヴァッジョを愛してやまない漫画家・ヤマザキマリさんと、ヤマザキさん原作の映画『テルマエロマエ』で古代ローマ人を演じた俳優・北村一輝さんが、カラヴァッジョが生きたイタリアの地をたどりながら、作品の魅力や激動の人生に迫ります。
○生を受け、画家としての礎を築いたミラノからの逃走する。
カラヴァッジョが生まれたのはイタリア・ミラノ。ローマのバチカン博物館やフィレンツェのウフィツィ美術館を始め、アートを堪能するのに事欠かないイタリアですが、やはりミラノも必訪の地。「世界でもっとも有名な絵画」と言っても過言ではない、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』が残されているのもミラノです。
○ヤマザキマリさんはアート系も美術ファンのはしくれ。実物を見るためにミラノを訪れましたが、静かにたたずむ教会に鎮座する歴史的大作は、まさに圧巻の一言でした。
カラヴァッジョもミラノに残された貴重な絵画に刺激を受け、画家としての技術や感覚を開花させていきますが、彼がミラノに住んだのは21歳の頃まで。なんとケンカで相手を負傷させ、着の身着のままローマへと逃げ出します。
○カラヴァッジョは圧倒的評価を得ながらも破天荒を貫いた天才芸術家
そう、カラヴァッジョの魅力を語るうえで欠かせないのが、彼の激動とも言うべき人生だ。 ミラノを飛び出した理由もケンカでしたが、カラヴァッジョは「2週間絵を描き続け、それが終わると居酒屋に入り浸ってはケンカの毎日」という記録が残るほど、破天荒な人物です。
○ローマへとやって来たカラヴァッジョですが、ローマに住んだ約10年のうちに生み出された大作は数知れず。その画法は美術界に大きな影響を与え、「カラヴァジェスキ」と呼ばれる継承者たちを生み出すに至ります。
○しかしカラヴァッジョはケンカに明け暮れた末に殺人まで犯し、ローマも去ることになった。そしてイタリア中を逃亡しながら絵を描き続けます。作品が放つ圧倒的なオーラだけでなく、カラヴァッジョ自身のどこか不安定なキャラクターも、美術好きの心をくすぐるのです。
2016年4月9日土曜日
4月8日PM20:00NHK総合「カラヴァッジョ光と闇のエクスタシー」を見る。 6月12日まで西洋美術館でカラヴァッジョ展が開かれている。私は見に行く予定です。 イタリアの天才画家カラヴァッジョCaravaggio(1571 - 1610)は数々の名作を残し38歳で死亡する。 ○殺人者であり逃亡者、そして天才芸術家であるカラヴァッジョ。近年、新たに発見された作品が“世界初公開”の看板を引っさげ、まさに今、日本に上陸中です。日本中の美術ファンがこの話題に熱狂するなか、カラヴァッジョを愛してやまない漫画家・ヤマザキマリさんと、ヤマザキさん原作の映画『テルマエロマエ』で古代ローマ人を演じた俳優・北村一輝さんが、カラヴァッジョが生きたイタリアの地をたどりながら、作品の魅力や激動の人生に迫ります。 ○生を受け、画家としての礎を築いたミラノからの逃走する。 カラヴァッジョが生まれたのはイタリア・ミラノ。ローマのバチカン博物館やフィレンツェのウフィツィ美術館を始め、アートを堪能するのに事欠かないイタリアですが、やはりミラノも必訪の地。「世界でもっとも有名な絵画」と言っても過言ではない、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』が残されているのもミラノです。 ○ヤマザキマリさんはアート系も美術ファンのはしくれ。実物を見るためにミラノを訪れましたが、静かにたたずむ教会に鎮座する歴史的大作は、まさに圧巻の一言でした。 カラヴァッジョもミラノに残された貴重な絵画に刺激を受け、画家としての技術や感覚を開花させていきますが、彼がミラノに住んだのは21歳の頃まで。なんとケンカで相手を負傷させ、着の身着のままローマへと逃げ出します。 ○カラヴァッジョは圧倒的評価を得ながらも破天荒を貫いた天才芸術家 そう、カラヴァッジョの魅力を語るうえで欠かせないのが、彼の激動とも言うべき人生だ。 ミラノを飛び出した理由もケンカでしたが、カラヴァッジョは「2週間絵を描き続け、それが終わると居酒屋に入り浸ってはケンカの毎日」という記録が残るほど、破天荒な人物です。 ○ローマへとやって来たカラヴァッジョですが、ローマに住んだ約10年のうちに生み出された大作は数知れず。その画法は美術界に大きな影響を与え、「カラヴァジェスキ」と呼ばれる継承者たちを生み出すに至ります。 ○しかしカラヴァッジョはケンカに明け暮れた末に殺人まで犯し、ローマも去ることになった。そしてイタリア中を逃亡しながら絵を描き続けます。作品が放つ圧倒的なオーラだけでなく、カラヴァッジョ自身のどこか不安定なキャラクターも、美術好きの心をくすぐるのです。
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