2015年6月5日金曜日

「ローマから日本が見える 塩野七生」読む。

「ローマから日本が見える  塩野七生」を読む。
イタリアでは歴史、国語、世界史、哲学、ラテン語、ギリシャ語などの教養過程は高校で教える。日本の高校でこのような教養過程を教えるとすれば所謂「進歩的文化人」は猛反対するだろうな。イタリアの大学では専門教育に徹底する。
私たちはローマに学ぶ事は余りにも多い。
「ローマは三度世界を征服した。 一度はその世界帝国におい  二度はキリスト教の普及において、  そして三度はローマ法によって」
「全ての道はローマに通ず」「ローマは一日にして成らず。」
資源も富もない、小さな都市国家ローマは「衆知を集める」という共和政の利点をフルに活用することによって、地中海世界を制覇する。しかし、勝者となったローマも「制度疲労」だけは避けることができなかった。この危機を乗り越えるべく、不世出の指導者カエサルが取った改革があった。国家盛衰の法則を考える一冊である。

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