2016年2月17日水曜日

2月17日晴12℃。東京都美術館の「ボッティチェリ展」を友人と見に行きました。 サンドロ・ボッティチェリ(Sandro Botticelli, 1445?〜 1510)は、聖母マリアや神話の女神を描いた画家だ。それだけで無い。彼は神話や聖書を題材する絵の中にフィレンツェの有力者や自分も描いているんだ。今回の展覧会のメインは「書物の聖母マリア」「東方三博士」だ。 日本イタリア国交樹立150周年記念として実現する本展は、フィレンツェをはじめ世界各地から20点以上ものボッティチェリ作品を集め、その画業を一望する大回顧展です。 フィリッポ・リッピの工房で修業を積み、生涯のほとんどをフィレンツェで過ごしたボッティチェリは、メディチ家の画家として名を馳せ、大型の祭壇画から私的な神話画まで、幅広い主題の絵画を手掛けました。同時代の芸術家たちが、遠近法や明暗法を駆使した自然主義的な表現に向かうなか、ボッティチェリは中世美術を思わせる装飾的、象徴的な様式を貫き、独自の絵画世界を作り上げます。本展においては、初期から晩年までの宗教画、神話画、肖像画を通して、ボッティチェリ作品の特徴と魅力を紹介するとともに、師のフィリッポ・リッピや弟子のフィリッピーノ・リッピの作品をあわせて展示し、15世紀フィレンツェにおける絵画表現の系譜をたどります。

2月17日晴12℃。東京都美術館の「ボッティチェリ展」を友人と見に行きました。
サンドロ・ボッティチェリ(Sandro Botticelli, 1445?〜 1510)は、聖母マリアや神話の女神を描いた画家だ。それだけで無い。彼は神話や聖書を題材する絵の中にフィレンツェの有力者や自分も描いているんだ。今回の展覧会のメインは「書物の聖母マリア」「東方三博士」だ。
日本イタリア国交樹立150周年記念として実現する本展は、フィレンツェをはじめ世界各地から20点以上ものボッティチェリ作品を集め、その画業を一望する大回顧展です。
フィリッポ・リッピの工房で修業を積み、生涯のほとんどをフィレンツェで過ごしたボッティチェリは、メディチ家の画家として名を馳せ、大型の祭壇画から私的な神話画まで、幅広い主題の絵画を手掛けました。同時代の芸術家たちが、遠近法や明暗法を駆使した自然主義的な表現に向かうなか、ボッティチェリは中世美術を思わせる装飾的、象徴的な様式を貫き、独自の絵画世界を作り上げます。本展においては、初期から晩年までの宗教画、神話画、肖像画を通して、ボッティチェリ作品の特徴と魅力を紹介するとともに、師のフィリッポ・リッピや弟子のフィリッピーノ・リッピの作品をあわせて展示し、15世紀フィレンツェにおける絵画表現の系譜をたどります。

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