2016年2月15日月曜日

「寅さん人生の伝言 岡村直樹」を読みました。 マケドニア大使アンドリヤナ・ツベトコビッチさんは車寅次郎は「さすらい人」だった言う。 日本人はさすらい人が好きなのだ。「西行、芭蕉、山頭火」みな「さすらい人」だな。 寅さんの言葉「それを言っちゃおしまいだよ。」「お前 さしずめインテリだな。」 著者岡村直樹さんの言葉によると偶然かも知れないが、吉田松陰の通称は「寅次郎」であった。映画の主人公は「寅次郎」。また斎藤寅次郎と言う映画監督がいた。 映画史上空前の長寿シリーズとなった「男はつらいよ」全48作の中を、そよ風の吹くように去っていった寅さんは、私達の果たせぬ願望だった。家族の絆なや地域の伴なが崩れ、男女の居場所も窮屈な今こそ、寅さんもように何もかも捨てて行き先決めず旅にでたいな。現代人に贈る偽善から開放する人生読本かな。恋人役の女優さんにもそれぞれ美しく、優しい方ばかりでした。「寅さん映画」は癒しだった。

0 件のコメント: