2016年9月26日月曜日

「ゲゲゲの女房 武良布枝」を読む。 お化けは日本の文化なんです。お化けはちょっと怖いが懐かしい。 私は「水木しげるさんの町」鳥取県境港市に行って多くのお化けのブロンズ像を見ました。今では外国人の観光客も来ますよ。 ○ 水木しげるさん(1922~2015)は太平洋戦争ニューギニア戦で左腕が失い奇跡的に生き残った。極貧の生活が続こうとも、自分の道を貫こうとする水木しげるさんのひたむきな努力にいつも応援しようとしている妻布枝さん(1932~)の姿は際立って美しい。「人生は終わりよければすべてよし。」 ○ 水木氏の妻布枝さんのこの自伝小説では、極めて淡々と出来事が時系列的に丁寧に綴られているが不思議な好感と読後の心の落ち着きを得ます。 それは、彼女の人間に対たいする愛の美しさ故ではないかと思います。 ○ 現代は夫の亭主関白的な態度や、嫁姑の事は、たいていの女性に否定的に思う時代だ。しかし、布枝さんは貧乏生活でも軍艦のプラモデルを買ってしまう夫の我が儘をともに楽しむ器量があった。また姑の注文も受け止める布枝さんの優しさに感銘する。

「ゲゲゲの女房 武良布枝」を読む。
お化けは日本の文化なんです。お化けはちょっと怖いが懐かしい。
私は「水木しげるさんの町」鳥取県境港市に行って多くのお化けのブロンズ像を見ました。今では外国人の観光客も来ますよ。
○ 水木しげるさん(1922~2015)は太平洋戦争ニューギニア戦で左腕が失い奇跡的に生き残った。極貧の生活が続こうとも、自分の道を貫こうとする水木しげるさんのひたむきな努力にいつも応援しようとしている妻布枝さん(1932~)の姿は際立って美しい。「人生は終わりよければすべてよし。」
○ 水木氏の妻布枝さんのこの自伝小説では、極めて淡々と出来事が時系列的に丁寧に綴られているが不思議な好感と読後の心の落ち着きを得ます。
それは、彼女の人間に対たいする愛の美しさ故ではないかと思います。
○ 現代は夫の亭主関白的な態度や、嫁姑の事は、たいていの女性に否定的に思う時代だ。しかし、布枝さんは貧乏生活でも軍艦のプラモデルを買ってしまう夫の我が儘をともに楽しむ器量があった。また姑の注文も受け止める布枝さんの優しさに感銘する。

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