「箸はすごい エドワード・ワン・ 仙名紀訳」を読む。
著者エドワード・ワンさんは上海生まれの中国系アメリカ人だ。エドワード・ワンは世界に箸の効用を知らせたいと思いこの本を英語で書いた。箸はBC5000年頃から使われていた。
箸はナイフやフォーク、スプーンなどと比べて、箸は特殊な食事道具という印象が否めない。
二本の棒を使って器用に物を掴み口へ運ぶ。その素材は木・竹・金属や象牙なども
存在する。
その歴史は食文化や食材・料理などと密接な関係があって、この本では考古学や
文献史学の成果としてその役割を論じている。料理法の発達とともに箸がアジアの
各国へと伝わっていったそのいきさつや変遷というものを考察することによって、箸文化圏
の特色についての検討が加えられている。
日本料理や中華料理を始めとしたアジアンテイストが世界的に認識されつつある現状に
おいて、箸という食事道具の使用範囲もかなり広範なものとなってきているようだ。
この本で述べられている理論的根拠や歴史の捉え方というものにいささか理解しにくい面も
見られるが、日本人としていつもお世話になっている箸というものの認識を新たにする
興味深い一冊と言える。
2016年9月12日月曜日
「箸はすごい エドワード・ワン・ 仙名紀訳」を読む。 著者エドワード・ワンさんは上海生まれの中国系アメリカ人だ。エドワード・ワンは世界に箸の効用を知らせたいと思いこの本を英語で書いた。箸はBC5000年頃から使われていた。 箸はナイフやフォーク、スプーンなどと比べて、箸は特殊な食事道具という印象が否めない。 二本の棒を使って器用に物を掴み口へ運ぶ。その素材は木・竹・金属や象牙なども 存在する。 その歴史は食文化や食材・料理などと密接な関係があって、この本では考古学や 文献史学の成果としてその役割を論じている。料理法の発達とともに箸がアジアの 各国へと伝わっていったそのいきさつや変遷というものを考察することによって、箸文化圏 の特色についての検討が加えられている。 日本料理や中華料理を始めとしたアジアンテイストが世界的に認識されつつある現状に おいて、箸という食事道具の使用範囲もかなり広範なものとなってきているようだ。 この本で述べられている理論的根拠や歴史の捉え方というものにいささか理解しにくい面も 見られるが、日本人としていつもお世話になっている箸というものの認識を新たにする 興味深い一冊と言える。
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