「悩ましい国語辞典 神永暁」を読む。
この本は辞書のような厚さがある。しかし辞典(辞書)ではありませんよ。
日本語に関するエッセイですよ。とても軽快に読み進めますよ。
言葉は意味も発音も時代の経過で変っていく。
ほんの少し例を上げましよう。
○「風の便り」正解「風の噂」誤り。
○「青田買い」先手を打つの意味。「青田刈り」 未熟の者(物)を切り取る。
○「浮き足立つ」は危険で逃げ足の意味。「嬉しくてそわそわ」ではない。NHK
も間違う。
○「画龍点晴」は「がりょうてんせい」と読んで下さい。坂本龍馬は「さかもとりょうま」でしょう。因みに「晴」は瞳を意味します。
○「君子豹変」は徳のある人は直ちに過ちを正す。「変り身早い」は大間違い。
○「灯台もと暗し」の灯台は岬の灯台ではない。家の中の灯り台であった。
○「鳥肌が立つ」は恐怖の時使う。感激で使ったら大間違い。
○「ルビを振る」漢字に読みカナを打つ事だ。これは活字の7号活字の多きが宝石のルビーも大きさだった。誰も知らんわな。
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