2016年9月1日木曜日

9月1日千葉市美浜区磯辺公民館で英語サークルがあった。指導はMr. George Whalley. 今日のトピック。 ○有名な芸術家について。ゴッホ、ロダン、ムンク、ミケランジェロ、レオナルドダ・ビンチ、ピカソ等の作品ついて英語で勉強しました。 ○愛する男の子にすべてを与える林檎の木の物語「大きな木」。英語名「The Giving Tree」作者はシェル・シルヴァスタイン(Shel Silverstein, 1932〜1999)は、アメリカの作家、イラストレーターです。彼はグラミー賞を受賞しました。 大きな木 シェル・シルヴァスタイン (原文は最後にあります。興味のある方は最後をご覧下さい。) あるところに一本の木がありました。 その木は一人の少年のことが大好きでした。 少年は毎日その木の下にやってきました。 そして はっぱを いっぱいあつめました。 はっぱでかんむりをつくり 森の王さまになりました。 木のぼりだってしました。 枝にぶらさがって遊びました。 そして りんごをたべました。 いっしょに かくれんぼをして遊びました。 くたびれると こかげで 少年は ねむりました。 少年は その木がだいすきでした・・・ だれよりも なによりも。 木はしあわせでした。 でも じかんがながれます。 少年はだんだんおおきくなっていきます。 木がひとりぽっちになることが多くなりました。 そしてある日、少年が木の下にやってきました。 木は言いました。 「いらっしゃい、ぼうや。わたしにお登りなさい。枝にぶらさがって、りんごをおたべなさい。わたしのこかげで遊んで、しあわせにおなりなさい」 「もう木のぼりをして遊ぶ歳じゃないよ」 と少年は言いました。 「物を買って楽しみたいんだ。お金がいるんだよ。お金がなくちゃ。ぼくにお金をちょうだい」 「ごめんなさい、お金はないの」 と木は言いました。 「わたしにあるのは、はっぱとりんごだけ。りんごを持っていきなさいぼうや。それを町でお売りなさい。そのお金でしあわせにおなりなさい」 言われたとおり 少年は木に登り、あるだけのりんごを集め、それを運んでいきました。 木はしあわせになりました。 でもそのあと長い間 少年はすがたを見せません・・。 木は悲しくなりました。 そんなある日、少年がまた木の下にやってきました。木は大喜びにからだをふるわせました。 「おいで、ぼうや。わたしにお登りなさい。そして枝にぶらさがって遊んでしあわせにおなりなさい」 「ぼくは忙しくて、木のぼりなんてしていられないよ」 と少年は言いました。 「ぼくには暖かく暮らせる家がいるんだ」 と少年は言いました。 「おくさんも欲しいし、こどもも欲しいし、それには家がいるんだ。ぼくに家をちょうだいよ」 「わたしは家をもっていないの」 と木は言いました。 「この森がわたしの家なのだから。でもわたしの枝を切って、それで家を作ればいいわ。そうしてしあわせにおなりなさい。」 少年は言われたとおり 木の枝を切り それを運んでいって家を作りました。 木はしあわせでした。 でもそのあと長い間 少年はすがたを見せませんでした。 少年がまたもどってきたとき、木はこころからしあわせでした。 それこそもう口がきけないくらい。 「いらっしゃい、ぼうや」と木はささやきかけました。 「楽しく遊びましょう」 「ぼくは遊ぶには年を取り過ぎているし、こころがかなしすぎる」 と少年は言いました。 「ぼくはふねがほしい。ここじゃない ずっと遠くに ぼくを運んでくれるふねが。ぼくにふねをおくれよ」 「わたしの幹を切って ふねを作りなさい」 と木は言いました。 「それに乗って遠くにいって・・・しあわせにおなりなさい」 言われたように少年は幹を切りたおしました。 それでふねを作り、遠くに旅立ちました。 それで木はしあわせに・・・ なんてなれませんよね。 ずいぶん長い時間が流れ、 少年はまた もどってきました。 「ごめんなさい、ぼうや」 と木は言いました。 「わたしにはもうなにもないの。あなたにあげられるものがー」 「りんごはもうひとつもないし」 「ぼくの歯は弱くてりんごなんてたべられないさ」 と少年は言いました。 「枝だってもうないし」 と木は言いました。「ぶらさがって遊ぶこともー」 「枝にぶらさがって遊ぶには、ぼくは年を取り過ぎている」 と少年は言いました。 「幹だってないわ」と木は言いました。「もうわたしに登ることもー」 「木のぼりするような元気は、もうぼくにはないよ」 と少年は言いました。 「かわいそうに」と言って木はためいきをつきました。 「あなたに何かをあげられるといいのだけれど・・・でもわたしにはもう何も残っていない。いまのわたしはただの古い切り株。わるいんだけれど・・・」 「ぼくはもう、とくに何も必要とはしない」 と少年は言いました。 「こしをおろして休める、静かな場所があれば それでいいんだ。ずいぶんつかれてしまった」 「それなら」と木は言いました。そして できるだけしゃんと、 まっすぐからだをのばしました。 「古い切り株なら、こしをおろして休むには ぴったりよ。いらっしゃい、ぼうや、わたしにおすわりなさい。すわって、ゆっくりおやすみなさい」 少年はそこにこしをおろしました。 そして木はしあわせでした。 THE GIVING TREE by Shel Silverstein Once there was a tree... and she loved a little boy. And everyday the boy would come and he would gather her leaves and make them into crowns and play king of the forest. He would climb up her trunk and swing from her branches and eat apples. And they would play hide-and-go-seek. And when he was tired, he would sleep in her shade. And the boy loved the tree... very much And the tree was happy. But time went by. And the boy grew older. And the tree was often alone. Then one day the boy came to the tree and the tree said, "Come,Boy, come and crimb up my trunk and eat apples and play in my shade and be happy." "I am too big to climb and play," said the boy. "I want to buy things and have fun. I want some money. Can you give me some money?" "I'm sorry", said the tree, "but I have no money. I have only leaves and apples. Take my apples, Boy, and sell them in the city. Then you will have money and you will be happy." And so the boy climbed up the tree and gathered her apples and carried them away. And the tree was happy.  But the boy stayed away for a long time... and the tree was sad. And then one day the boy came back and the tree shook with joy and she said, "Come, Boy, climb up my trunk and swing from my branches and be happy." "I am too busy to climb trees," said the boy. "I want a house to keep me warm," he said. "I want a wife and I want children, ans so I need a house. Can you give me a house?" "I have no house," said the tree. "The forest is my house, but you may cut off my branches and build a house. Then you will be happy." And so the boy cut off her branches and carried them away to build his house. And the tree was happy. But the boy stayed away for a long time. And when he came back, the tree was so happy she could hardly speak. "Come, Boy," she whispered, "Come and play" "I am too old and sad to play," said the boy. "I want a boat to take me far away from here. Can you give me a boat?" "Cut down my trunk and make a boat," said the tree "Then you can sail away... and be happy." And the boy cut down her trunk and made a boat and sailed away. And the tree was happy... but not really. And after a long time the boy came back again. "I am sorry, Boy," said the tree, "but I have nothing left to give you- My apples are gone." "My teeth are too weak for apples," said the boy. "My branches are gone," said the tree. "You cannot swing on them-" "I am too old to swing on branches," said the boy "My trunk is gone," said the tree. "You cannot climb-" "I am too tired to climb," said the boy. "I am sorry," sighed the tree. "I wish that I could give you something... but I have nothing left. I am just an old stump. I am sorry...." "I don't need very much now," said the boy, "just a quiet place to sit and rest. I am very tired." "Well, said the tree, straightening herself up as much as she could. "well, an old stump is good for sitting and resring. Come, Boy, sit down. Sit down and rest." And the boy did. And the tree was happy. And the tree was happy. < The End >

9月1日千葉市美浜区磯辺公民館で英語サークルがあった。指導はMr. George Whalley.
今日のトピック。
○有名な芸術家について。ゴッホ、ロダン、ムンク、ミケランジェロ、レオナルドダ・ビンチ、ピカソ等の作品ついて英語で勉強しました。
○愛する男の子にすべてを与える林檎の木の物語「大きな木」。英語名「The Giving Tree」作者はシェル・シルヴァスタイン(Shel Silverstein, 1932〜1999)は、アメリカの作家、イラストレーターです。彼はグラミー賞を受賞しました。

大きな木  シェル・シルヴァスタイン   (原文は最後にあります。興味のある方は最後をご覧下さい。)
あるところに一本の木がありました。
その木は一人の少年のことが大好きでした。
少年は毎日その木の下にやってきました。
そして はっぱを いっぱいあつめました。
はっぱでかんむりをつくり 森の王さまになりました。
木のぼりだってしました。
枝にぶらさがって遊びました。
そして りんごをたべました。
いっしょに かくれんぼをして遊びました。
くたびれると こかげで 少年は ねむりました。
少年は その木がだいすきでした・・・
だれよりも なによりも。
木はしあわせでした。
でも じかんがながれます。
少年はだんだんおおきくなっていきます。
木がひとりぽっちになることが多くなりました。

そしてある日、少年が木の下にやってきました。
木は言いました。
「いらっしゃい、ぼうや。わたしにお登りなさい。枝にぶらさがって、りんごをおたべなさい。わたしのこかげで遊んで、しあわせにおなりなさい」
「もう木のぼりをして遊ぶ歳じゃないよ」
と少年は言いました。
「物を買って楽しみたいんだ。お金がいるんだよ。お金がなくちゃ。ぼくにお金をちょうだい」
「ごめんなさい、お金はないの」
と木は言いました。
「わたしにあるのは、はっぱとりんごだけ。りんごを持っていきなさいぼうや。それを町でお売りなさい。そのお金でしあわせにおなりなさい」
言われたとおり 少年は木に登り、あるだけのりんごを集め、それを運んでいきました。
木はしあわせになりました。

でもそのあと長い間 少年はすがたを見せません・・。
木は悲しくなりました。
そんなある日、少年がまた木の下にやってきました。木は大喜びにからだをふるわせました。
「おいで、ぼうや。わたしにお登りなさい。そして枝にぶらさがって遊んでしあわせにおなりなさい」
「ぼくは忙しくて、木のぼりなんてしていられないよ」
と少年は言いました。
「ぼくには暖かく暮らせる家がいるんだ」
と少年は言いました。
「おくさんも欲しいし、こどもも欲しいし、それには家がいるんだ。ぼくに家をちょうだいよ」
「わたしは家をもっていないの」
と木は言いました。
「この森がわたしの家なのだから。でもわたしの枝を切って、それで家を作ればいいわ。そうしてしあわせにおなりなさい。」
少年は言われたとおり 木の枝を切り それを運んでいって家を作りました。
木はしあわせでした。

でもそのあと長い間 少年はすがたを見せませんでした。
少年がまたもどってきたとき、木はこころからしあわせでした。
それこそもう口がきけないくらい。
「いらっしゃい、ぼうや」と木はささやきかけました。
「楽しく遊びましょう」
「ぼくは遊ぶには年を取り過ぎているし、こころがかなしすぎる」
と少年は言いました。
「ぼくはふねがほしい。ここじゃない ずっと遠くに ぼくを運んでくれるふねが。ぼくにふねをおくれよ」
「わたしの幹を切って ふねを作りなさい」
と木は言いました。
「それに乗って遠くにいって・・・しあわせにおなりなさい」

言われたように少年は幹を切りたおしました。
それでふねを作り、遠くに旅立ちました。

それで木はしあわせに・・・
なんてなれませんよね。

ずいぶん長い時間が流れ、
少年はまた もどってきました。
「ごめんなさい、ぼうや」
と木は言いました。
「わたしにはもうなにもないの。あなたにあげられるものがー」
「りんごはもうひとつもないし」
「ぼくの歯は弱くてりんごなんてたべられないさ」
と少年は言いました。
「枝だってもうないし」
と木は言いました。「ぶらさがって遊ぶこともー」
「枝にぶらさがって遊ぶには、ぼくは年を取り過ぎている」
と少年は言いました。
「幹だってないわ」と木は言いました。「もうわたしに登ることもー」
「木のぼりするような元気は、もうぼくにはないよ」
と少年は言いました。
「かわいそうに」と言って木はためいきをつきました。
「あなたに何かをあげられるといいのだけれど・・・でもわたしにはもう何も残っていない。いまのわたしはただの古い切り株。わるいんだけれど・・・」
「ぼくはもう、とくに何も必要とはしない」
と少年は言いました。
「こしをおろして休める、静かな場所があれば それでいいんだ。ずいぶんつかれてしまった」
「それなら」と木は言いました。そして できるだけしゃんと、
まっすぐからだをのばしました。
「古い切り株なら、こしをおろして休むには ぴったりよ。いらっしゃい、ぼうや、わたしにおすわりなさい。すわって、ゆっくりおやすみなさい」
少年はそこにこしをおろしました。
そして木はしあわせでした。

THE GIVING TREE by Shel Silverstein

Once there was a tree...
and she loved a little boy.
And everyday the boy would come
and he would gather her leaves
and make them into crowns
and play king of the forest.
He would climb up her trunk
and swing from her branches
and eat apples.
And they would play hide-and-go-seek.
And when he was tired, he would sleep in her shade.
And the boy loved the tree...
very much
And the tree was happy.
But time went by.
And the boy grew older.
And the tree was often alone.
Then one day the boy came to the tree and the tree said, "Come,Boy, come and crimb up my trunk and eat apples and play in my shade and be happy."
"I am too big to climb and play," said the boy.
"I want to buy things and have fun. I want some money. Can you give me some money?"
"I'm sorry", said the tree, "but I have no money.
I have only leaves and apples. Take my apples, Boy, and sell them in the city. Then you will have money and you will be happy."

And so the boy climbed up the tree and gathered her apples and carried them away.
And the tree was happy. 
But the boy stayed away for a long time...
and the tree was sad.
And then one day
the boy came back and the tree shook with joy and she said,
"Come, Boy, climb up my trunk and swing from my branches and be happy."
"I am too busy to climb trees," said the boy.
"I want a house to keep me warm," he said.
"I want a wife and I want children, ans so I need a house.
Can you give me a house?"
"I have no house," said the tree.
"The forest is my house, but you may cut off my branches and build a house.
Then you will be happy."
And so the boy cut off her branches and carried them away to build his house.

And the tree was happy.
But the boy stayed away for a long time.
And when he came back, the tree was so happy she could hardly speak.
"Come, Boy," she whispered, "Come and play"
"I am too old and sad to play," said the boy.
"I want a boat to take me far away from here.
Can you give me a boat?"
"Cut down my trunk and make a boat," said the tree
"Then you can sail away... and be happy."
And the boy cut down her trunk and made a boat and sailed away.
And the tree was happy...
but not really.
And after a long time the boy came back again.
"I am sorry, Boy,"
said the tree, "but I have nothing left to give you-
My apples are gone."
"My teeth are too weak for apples," said the boy.
"My branches are gone," said the tree. "You cannot swing on them-"
"I am too old to swing on branches," said the boy
"My trunk is gone," said the tree.
"You cannot climb-"
"I am too tired to climb," said the boy.
"I am sorry," sighed the tree.
"I wish that I could give you something...
but I have nothing left. I am just an old stump. I am sorry...."

"I don't need very much now," said the boy, "just a quiet place to sit and rest. I am very tired."
"Well, said the tree, straightening herself up as much as she could.
"well, an old stump is good for sitting and resring.
Come, Boy, sit down.
Sit down and rest."
And the boy did.
And the tree was happy.

And the tree was happy.

< The End >

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