2016年10月9日日曜日

10月8日テレビ東京美の巨人たち柴又帝釈天「法華経説話彫刻」を見る。 今回の作品は東京・葛飾、柴又帝釈天の『法華経説話彫刻』だ。映画「男はつらいよ」でおなじみの寺に精緻な彫刻作品があることをご存じでしょうか。映画で寺男を演じた俳優・佐藤蛾次郎さんが、知られざる帝釈天の美に迫ります。 柴又帝釈天」は実は通称で、正式名称は「経栄山題経寺」。江戸時代初期の1629年に創建された日蓮宗の古刹だ。 境内正面に位置する帝釈堂。その内殿を装飾するのが『法華経説話彫刻』です。法華経は、釈迦の説法を巧みな比喩を用いて物語のように伝える経典です。その説話から抜粋した題材を、ケヤキの一枚板10枚に彫刻しました。 ○ 制作の中心となったのは加藤寅之助という人物。奇しくも「寅さん」です。総勢10人の名うての彫刻師が腕を競う前代未聞のプロジェクトが始まったのは、大正9(1920)年のこと。完成には14年もの月日を要しました。 ○ 柴又帝釈天と加藤家の関係は長く、加藤寅之助の父勘造氏に始まり子供である寅之助氏は拝殿と帝釈堂の胴羽目彫刻(法華経説話)を、孫の正春氏は拝殿と渡り廊下の彫刻を施しました、三代にわたる付き合いだ。 更に弟子には帝釈天門前の園田神仏具木彫店の園田正直・正信氏がおり柴又帝釈天との縁の深さを感じます。

10月8日テレビ東京美の巨人たち柴又帝釈天「法華経説話彫刻」を見る。
今回の作品は東京・葛飾、柴又帝釈天の『法華経説話彫刻』だ。映画「男はつらいよ」でおなじみの寺に精緻な彫刻作品があることをご存じでしょうか。映画で寺男を演じた俳優・佐藤蛾次郎さんが、知られざる帝釈天の美に迫ります。
柴又帝釈天」は実は通称で、正式名称は「経栄山題経寺」。江戸時代初期の1629年に創建された日蓮宗の古刹だ。
境内正面に位置する帝釈堂。その内殿を装飾するのが『法華経説話彫刻』です。法華経は、釈迦の説法を巧みな比喩を用いて物語のように伝える経典です。その説話から抜粋した題材を、ケヤキの一枚板10枚に彫刻しました。
○ 制作の中心となったのは加藤寅之助という人物。奇しくも「寅さん」です。総勢10人の名うての彫刻師が腕を競う前代未聞のプロジェクトが始まったのは、大正9(1920)年のこと。完成には14年もの月日を要しました。
○ 柴又帝釈天と加藤家の関係は長く、加藤寅之助の父勘造氏に始まり子供である寅之助氏は拝殿と帝釈堂の胴羽目彫刻(法華経説話)を、孫の正春氏は拝殿と渡り廊下の彫刻を施しました、三代にわたる付き合いだ。
更に弟子には帝釈天門前の園田神仏具木彫店の園田正直・正信氏がおり柴又帝釈天との縁の深さを感じます。

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