「ちいさな城下町 安西水丸」を楽しく読む。
安西水丸さん(1942~2014)はイラストレーター、漫画家、エッセイスト、作家、絵本作家。更に歴史学者なのだ。
安西 水丸さんの蘊蓄を傾けた文章もさりながら、旅先の城下町のイラストも肩を抜いて愉しめる。
この本は安西 水丸さんの遺作だ。人に惜しまれる人でした。
○ 有名すぎないローカル城下町だから良いんだ。城址に立つと芭蕉の俳句「兵(つわもの)が夢のあと」を思い。不思議なロマンに包まれる。
城下町の歴史が作り出す家並み、神社仏閣、人々の暮し、食べ物を絵と文で紹介する安西水丸さんの楽しいエッセイだ。
安西水丸さんが、下記に示す21の城下町を訪れた際のエッセイをまとめた。
「新潟県村上市、埼玉県行田市、福岡県朝倉市、長野県飯田市、茨城県土浦市、栃木県壬生町、鳥取県米子市、群馬県安中市、大阪府岸和田市、大分県中津市、 静岡県掛川市、山形県天童市、和歌山県新宮市、愛知西尾市、愛媛県大洲市、三重県亀山市、千葉県木更津市、岡山県高梁市、群馬県沼田市、福島県三春町・二本松市」
各地とも十数ページの短編となっており、肩の力を抜いて楽に読める。
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