2016年11月14日月曜日

暴走族で逮捕歴4回の牧師、講演 「誰にも過ちの可能性」  元暴走族で、多くの非行少年の更生に関わっている牧師野田詠氏(えいじ)さん(40)=大阪府東大阪市=が11月12日、静岡市葵区で、現場から見いだした子供への接し方をテーマに講演した。子育て支援のNPO法人「プレイス・オブ・ピース」が主催し、約30人が参加した。  野田さんは中学3年で暴走族に入り、集団暴走や薬物に明け暮れ、4度の逮捕歴がある。現在は、行き場のない少年たちに一時的に住む部屋を用意するなどして、更生を促している。  野田さんは「誰にも過ちを犯す可能性があるが、この認識を(人は)持っているようで持っていない」と指摘。他人と自分を比較する不安定な人生観を親が持つと子供に悪影響を与えてしまうと話した。 ○ また、子供への過剰な愛情が非行に結びつく現状にも言及し、「親の自己愛で子供を愛していないか。ここ一番というときに突き放すことが愛だ」と強調した。親が悪かったときにきちんと子供に謝る大切さに触れ、「パフォーマンスでは子供に通用しない。(心から謝ることが)子供の心に変化を呼ぶ」と訴えた。

暴走族で逮捕歴4回の牧師、講演 「誰にも過ちの可能性」
 元暴走族で、多くの非行少年の更生に関わっている牧師野田詠氏(えいじ)さん(40)=大阪府東大阪市=が11月12日、静岡市葵区で、現場から見いだした子供への接し方をテーマに講演した。子育て支援のNPO法人「プレイス・オブ・ピース」が主催し、約30人が参加した。
 野田さんは中学3年で暴走族に入り、集団暴走や薬物に明け暮れ、4度の逮捕歴がある。現在は、行き場のない少年たちに一時的に住む部屋を用意するなどして、更生を促している。
 野田さんは「誰にも過ちを犯す可能性があるが、この認識を(人は)持っているようで持っていない」と指摘。他人と自分を比較する不安定な人生観を親が持つと子供に悪影響を与えてしまうと話した。
○ また、子供への過剰な愛情が非行に結びつく現状にも言及し、「親の自己愛で子供を愛していないか。ここ一番というときに突き放すことが愛だ」と強調した。親が悪かったときにきちんと子供に謝る大切さに触れ、「パフォーマンスでは子供に通用しない。(心から謝ることが)子供の心に変化を呼ぶ」と訴えた。

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