「別冊太陽 生誕100年記念 金子みすゞ」を読む。
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蜂と神様 金子みすゞ
蜂はお花のなかに
お花はお庭のなかに
お庭は土塀のなかに
土塀は町のなかに
町は日本のなかに
日本は世界のなかに
世界は神様のなかに
そうして、そうして、神様は
小ちゃな蜂のなかに。
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○ 金子みすゞ(1903~1930 享年26歳)の童謡詩には心が打たれる。
金子みすゞの童謡詩はいまや何処でもふれるようになった。
しかし金子みすゞさんの童謡詩は、彼女の生前には世に知られていなかった。
○ この太陽別冊で注目したのは、みすずの直筆の写真と、娘である上村ふさえさんはインタビュー記事である。
草場睦弘氏の金子みすゞの童謡詩が掘り起こされた過程を丁寧に説明した「金子みすゞ甦りまでの軌跡」に述べられている。
世に埋もれてしまうところだった金子みすゞさんの童謡詩の再評価が、娘である上村ふさえさんインタビューは大切な再評価のきっかけであったことがわかった。
金子みすゞ再評価の中心となった矢崎節夫さんの功績は大きい
この本には金子みすゞさんの自筆も数多く載っていて彼女自身の字で書かれた詩は一層優しく感じられた。
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