「更級日記 杉本苑子」を読む
「更級日記」の著者は菅原道真の子孫である菅原孝標の娘(1008~没年不明)であり彼女の実名は不明である。
日記と言うがが回想録である。我々が言う日記でない。記述の大半は、父親菅原孝標と共に上総(現在の千葉県)の国府から京都まで旅した回想である。
彼女は幼少時、物語の世界に憧れを抱き源氏物語などを耽読する。
成長する過程で信心を促される夢を見たり理想の結婚が出来なかった事で挫折を味わう。彼女は物語と歌に熱中してきた後ろめたさやそれが因果応報で幸福な人生を送れなかった事を気に留めたようである。
本書は写真と地図付きであり大変読み易い
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