2015年4月19日日曜日

「バナナの世界史 ダン・コッペル」

「バナナの世界史    ダン・コッペル」を読む。
 一般に食用とされているバナナは種をつくらないため、すべてクローニングで増やしている。そのため遺伝的には世界中のバナナが同一となり、つまり病気に弱いことになる。実際、今世紀の初め頃に当時の中心品種が壊滅したことがある。そして現在もまた同様の危機にさらされているのである。バナナがもうすぐ食べられなくなるかも知れないような状態にあるとは知らなかった。
 中米諸国でのアメリカ合衆国のバナナ会社による搾取の歴史についても私たちの知らなかった歴史が述べられている。

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