2015年7月18日土曜日

「太平洋の奇跡 大石直紀」を読む。

「太平洋の奇跡  大石直紀」を読む。これは実際の記録を元にした小説である。モノクロ写真は1945年にアメリカ海兵隊撮影。
大場大尉は 1945年12月 まで 激戦を極めたサイパン島で果敢にアメリカ海兵隊に ゲリラ戦を挑み、1945年11月に直属上官の命令を受けアメリカ海兵隊に投降した。そして部下、民間人約200名を日本に帰還させた。その敢闘はアメリカ海兵隊にも尊敬された。
大場 栄(1914年3月21日 - 1992年6月8日) は、陸軍大尉。
1944年9月30日サイパン島に赴任する。サイパン島守備隊である第43師団が玉砕した後も大場隊はタポチョ山(タッポーチョ山)を拠点にゲリラ化し、日本がポツダム宣言を受諾した後も遊撃戦を展開する。1945年11月27日(発令は25日)、独立混成第9連隊長・天羽馬八少将の正式の降伏命令を受ける。1945年12月1日、大場隊47人は戦死者に対し3発の弔銃を捧げ慰霊をしたうえで、各自軍装を整え大場を先頭に日章旗を掲げ隊列を組み、軍歌を歌いながら行進・下山しアメリカ合衆国軍に投降した。慣例として、投降式典において大場は(降伏の証として)、自身の軍刀をアメリカ海兵隊将校に手渡した。
1832年にこの軍刀は元 アメリカ海兵隊中佐ハーマン・H・ルイス氏から大場栄元大尉に手づから返還された。

0 件のコメント: