2018年7月26日木曜日

「世界史としての日本史 半藤一利 出口治明」を読む。 ○ 近年メディアを席巻する「日本特殊論」がある。しかし日本は本当に特別の国なのか。 世界史のなかに日本史を位置づければ、本当の歴史と日本人の姿が浮かび上がる。 ○ 世界史に造詣の深い出口氏と昭和史の碩学である半藤氏の対談である。私たちは謙虚に世界史の中の過去の日本史を考察しよう。 ○ 世界史の中の日本は強大な国ではない。むしろ、発展から取り残されていた辺境の小国列島であったかも知れない。 そして日本は明治維新で欧米に一気に近づこうとした国である。発展があまりにも急なので、歪みが多かった。 ○ 現代はグローバリゼーションの流れが世界中を流れている。その際に日本の立場が辺境の小国であったかも知れない過去を誠実に理解し、外国の歴史や文化を真摯に学ぶ姿勢がなければ再び世界の営みから弾き出されることや、搾取される立場になるかもしれない。無知はやめ、危機感を持たないといけないと考えるべきだ。 ○ 天皇と言う名称は中国に対抗するために創った名称であり、国内では明治維新になるまで殆ど使われていなかった。 ○ 「神風」と言う言葉は江戸時代から盛んに使わるようになった。 ○ 明治維新では薩長は尊皇攘夷を掲げたが、維新が成功すると、攘夷は捨てて尊皇だけ残した。 ○ 昭和の始まりと同じ時期にソ連のスターリン、ドイツのヒトラーが独裁権を掌握した。日独伊三国同盟は太平洋戦争への道を開いた。 ○ 太平洋戦争の起点はノモンハン事件である。

「世界史としての日本史 半藤一利 出口治明」を読む。
○ 近年メディアを席巻する「日本特殊論」がある。しかし日本は本当に特別の国なのか。
世界史のなかに日本史を位置づければ、本当の歴史と日本人の姿が浮かび上がる。
○ 世界史に造詣の深い出口氏と昭和史の碩学である半藤氏の対談である。私たちは謙虚に世界史の中の過去の日本史を考察しよう。
○ 世界史の中の日本は強大な国ではない。むしろ、発展から取り残されていた辺境の小国列島であったかも知れない。
そして日本は明治維新で欧米に一気に近づこうとした国である。発展があまりにも急なので、歪みが多かった。
○ 現代はグローバリゼーションの流れが世界中を流れている。その際に日本の立場が辺境の小国であったかも知れない過去を誠実に理解し、外国の歴史や文化を真摯に学ぶ姿勢がなければ再び世界の営みから弾き出されることや、搾取される立場になるかもしれない。無知はやめ、危機感を持たないといけないと考えるべきだ。
○ 天皇と言う名称は中国に対抗するために創った名称であり、国内では明治維新になるまで殆ど使われていなかった。
○ 「神風」と言う言葉は江戸時代から盛んに使わるようになった。
○ 明治維新では薩長は尊皇攘夷を掲げたが、維新が成功すると、攘夷は捨てて尊皇だけ残した。
○ 昭和の始まりと同じ時期にソ連のスターリン、ドイツのヒトラーが独裁権を掌握した。日独伊三国同盟は太平洋戦争への道を開いた。
○ 太平洋戦争の起点はノモンハン事件である。

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