「それでも、日本人は『戦争』を選んだ 加藤陽子」を読む。 明治以降の日本の歴史を高い位置より俯瞰させてくれる。左右のどちらの翼にも偏ることなく、あくまでも中立に、学者としてのクールな視点に徹しながら冷静に分析されているその内容は読者を「なるほど」と連発させるだけの力を持っている。 政治が使う「正義と悪」という二元論的な単純化をせず、時代とその空気と、それをだれが何のために利用してこの戦争を選んだかを理解させてくれる。
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