11月6日NHK日曜美術館「速水御舟(ぎょしゅう) 絵の中へ より奥へ」
新たなスタイルを見つけては壊す。創造と破壊を繰り返した日本画家・速水御舟。近年の研究で生涯追い求めたテーマが見えてきた。それは絵の奥行だ。
○ 日本の文化や暮らしに西洋化の波が押し寄せ、美術でも油絵が注目を集めた大正から昭和にかけて、御舟はスタイルを変えながら、新たな時代の日本画を模索し続けた。そんな御舟には、生涯追い求めたテーマがあった。絵の中に独特の“奥行き”を生み出し、命の輝きとはかなさを表そうとしたのだ。代表作「炎舞」、ひとつの到達点「名樹散椿」で、御舟が作り出した奥行きの技法を解明、そこに心血を注いだ思いを探っていく。
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