国連で制定されてから初めての「世界津波の日」を11月5日に迎えるのを前に、和歌山県で11月4日、公共施設を中心に約42万人を対象とする避難訓練があった。
南海トラフ巨大地震が来た場合に浸水が想定される紀伊半島南部の太地町立太地小学校では午前10時すぎ、「地震が起こりました」の放送が流れると、児童95人が机の下に潜った。間もなく教諭らの呼びかけで、裏山の中腹を目指して走った。6年生のTさん(12)は「命にかかわることなので一生懸命走った。いつ起きるかわからないので、常に怖さを感じている」と話した。
世界津波の日は、同県広川町の実業家浜口梧陵(はまぐちごりょう)が住民を高台に誘導した物語「稲むらの火」が語り継がれる安政南海地震の1854年11月5日(旧暦)にちなむもの。日本政府の提案で昨年12月、国連総会の委員会で採択された。
2016年11月4日金曜日
国連で制定されてから初めての「世界津波の日」を11月5日に迎えるのを前に、和歌山県で11月4日、公共施設を中心に約42万人を対象とする避難訓練があった。 南海トラフ巨大地震が来た場合に浸水が想定される紀伊半島南部の太地町立太地小学校では午前10時すぎ、「地震が起こりました」の放送が流れると、児童95人が机の下に潜った。間もなく教諭らの呼びかけで、裏山の中腹を目指して走った。6年生のTさん(12)は「命にかかわることなので一生懸命走った。いつ起きるかわからないので、常に怖さを感じている」と話した。 世界津波の日は、同県広川町の実業家浜口梧陵(はまぐちごりょう)が住民を高台に誘導した物語「稲むらの火」が語り継がれる安政南海地震の1854年11月5日(旧暦)にちなむもの。日本政府の提案で昨年12月、国連総会の委員会で採択された。
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