涙溢れる。風見しんごさん亡き長女「えみるさん」生きていたら20歳の成人式。
11日は成人の日。タレントの風見しんごさん(53)の長女えみるさん(当時10)も今年、20歳を迎えるはずだった。交通事故で亡くして約9年。風見さんは命の大切さについての講演を各地で続けている。これからハンドルを握る若者たちにも、耳を傾けてほしいという。
「朝、赤いランドセルを背負い、『行ってきます』と笑顔で家を出ました。事故はその数分後でした」
2007年1月、えみるさんは自宅近くの横断歩道を青信号で渡っている時、3トントラックにはねられた。運転していたのは22歳の男性だった。
事故がなければ今年成人式を迎え、両親らに晴れ姿を見せていた。
悲しみ。憎しみ。後悔。恐怖。事故後、風見さんは次々と襲って来る感情に混乱した。「時間は何も解決してくれなかった」
えみるさんを失って半年後、風見さんは事故防止を呼びかける講演活動を始めた。心にあいた穴はふさがっていなかったが、「自分で一つひとつの感情に決着をつけるしかなかった」。
自分と同じ思いをして欲しくないと願い、各地に赴く。学校や地域の集まりで交通安全や命の大切さを訴え、年に50回を数えることもあった。
2016年1月11日月曜日
涙溢れる。風見しんごさん亡き長女「えみるさん」生きていたら20歳の成人式。 11日は成人の日。タレントの風見しんごさん(53)の長女えみるさん(当時10)も今年、20歳を迎えるはずだった。交通事故で亡くして約9年。風見さんは命の大切さについての講演を各地で続けている。これからハンドルを握る若者たちにも、耳を傾けてほしいという。 「朝、赤いランドセルを背負い、『行ってきます』と笑顔で家を出ました。事故はその数分後でした」 2007年1月、えみるさんは自宅近くの横断歩道を青信号で渡っている時、3トントラックにはねられた。運転していたのは22歳の男性だった。 事故がなければ今年成人式を迎え、両親らに晴れ姿を見せていた。 悲しみ。憎しみ。後悔。恐怖。事故後、風見さんは次々と襲って来る感情に混乱した。「時間は何も解決してくれなかった」 えみるさんを失って半年後、風見さんは事故防止を呼びかける講演活動を始めた。心にあいた穴はふさがっていなかったが、「自分で一つひとつの感情に決着をつけるしかなかった」。 自分と同じ思いをして欲しくないと願い、各地に赴く。学校や地域の集まりで交通安全や命の大切さを訴え、年に50回を数えることもあった。
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