2015年10月21日水曜日

10月21日 東京駅ステーションギャラリー「月映展」

10月21日。親友と東京駅ステーションギャラリー「月映(つくはえ)」版画展を見る。この展覧会を観るには哲学的又は宗教的な謙虚さが必要だ。
東京駅が開業した1914年、三人の友情による画期的な雑誌が生まれた。珠玉の作品集「月映」は、田中恭吉、藤森静雄、恩地孝四郎らによる木版画や詩をまとめた雑誌であった。この雑誌は日本の版画史に大きな足跡を残した。大正初期、 彼らはムンクやカンディンスキーらに刺激を受けつつ、独自の画境を切り開いた。
田中恭吉は内面の葛藤を表出するような物悲しい木版画と詩を生み出した。藤森静雄は木版画の特徴を生かした内省的な作品を残しました。
恩地孝四郎は「月映」創刊号の編集を一人でこなし、また、日本で最も初期の抽象表現に到達した。

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