2018年9月1日土曜日

「現代語訳西国立志編 S・スマイルズ 金谷俊一郎」を読む。 日本は鎖国のため、諸外国から100年以上遅れた状態から、わずか20年あまりで「列強」と呼ばれる世界の大国の一員にまでのしあがった。明治維新期の日本に中村正直はイギリスに留学した。 当時、あの福沢諭吉の『学問のすすめ』と肩を並べる大ベストセラーがあった。 「天は自ら助くる者を助く」という言葉で有名な、「Selp -Help Samuel Smiles」中村正直訳による『西国立志編』(1871年)である。 スマイルズの名著『自助論』を翻訳したこの本は、100万人以上が読んだといわれる。これは当時の日本の人口が4000万といわれていることを考えても驚異的な数字と言える。 『自助論』では自学、独立独行、誠実、節倹と言う道徳が強調されている。 本書は、その全13編318項目をわかりやすい現代語訳にしたものである。 日本という国が、世界中のどの国も真似できないような飛躍的な発展を、1度ならず2度までもおこなうことができた源泉がここにある。成功へのアドバイスが満載の1冊。 ○ 内容のメインは「自助の精神が国民一人ひとりの人生の中に多く見出せるかどうかが、その国が活力ある力強い国となれるかどうかを決める」というもので具体的にどういった心構えで人生に望むべきか、偉人の例を交えて主張する。現代の閉塞的な社会では学ぶべきところが大いにあると感じる。 ○ 「チャンスという存在は、額には毛が生えているが、後頭部は禿げている。額にある毛を捕まえれば、彼を抱き締める事がができる。しかしながら一旦彼を逃走させてしまえば、全能の神ですら、彼を捕まえる事はできない。」ローマの古いことわざ。

「現代語訳西国立志編 S・スマイルズ 金谷俊一郎」を読む。
日本は鎖国のため、諸外国から100年以上遅れた状態から、わずか20年あまりで「列強」と呼ばれる世界の大国の一員にまでのしあがった。明治維新期の日本に中村正直はイギリスに留学した。
当時、あの福沢諭吉の『学問のすすめ』と肩を並べる大ベストセラーがあった。
「天は自ら助くる者を助く」という言葉で有名な、「Selp -Help  Samuel Smiles」中村正直訳による『西国立志編』(1871年)である。
スマイルズの名著『自助論』を翻訳したこの本は、100万人以上が読んだといわれる。これは当時の日本の人口が4000万といわれていることを考えても驚異的な数字と言える。
『自助論』では自学、独立独行、誠実、節倹と言う道徳が強調されている。
本書は、その全13編318項目をわかりやすい現代語訳にしたものである。
日本という国が、世界中のどの国も真似できないような飛躍的な発展を、1度ならず2度までもおこなうことができた源泉がここにある。成功へのアドバイスが満載の1冊。
○ 内容のメインは「自助の精神が国民一人ひとりの人生の中に多く見出せるかどうかが、その国が活力ある力強い国となれるかどうかを決める」というもので具体的にどういった心構えで人生に望むべきか、偉人の例を交えて主張する。現代の閉塞的な社会では学ぶべきところが大いにあると感じる。
○ 「チャンスという存在は、額には毛が生えているが、後頭部は禿げている。額にある毛を捕まえれば、彼を抱き締める事がができる。しかしながら一旦彼を逃走させてしまえば、全能の神ですら、彼を捕まえる事はできない。」ローマの古いことわざ。

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