2016年7月25日月曜日

「明仁天皇と平和主義 斎藤利彦」を読む。 ○ 明仁天皇と美智子皇后のお姿をニュース等で拝見するたびお二人の謙虚なお姿、戦没者への深い祈り、災害犠牲者への深い慈しみを思う。 ○ 天皇陛下のお言葉「忘れてはならない日、8月15日の終戦日。8月6日の広島原爆投下日。8月 9日の長崎原爆投下日。6月23日の沖縄戦争終結日であります。」 ○ 本書では、昭和8年に生まれ、自ら「戦争の無い時を知らない」と言う幼少期・少年期から、天皇陛下の自己形成に大きな影響を与えたと言われるヴァイニング夫人、小泉信三氏との交流を経て、美智子様と出会い、日本国憲法により定められた「象徴天皇」のあるべき姿を思索し行動する中で、たどり着いた「象徴天皇」の理念と意志が、「国民への共感と共苦」、「平和への貢献」(ここでいう「平和」とは、単に戦争のない状態のみならず、国民生活の基底としての平穏と安定が得られた状態を示す)、「非権力性」であったことが、多数の当時の天皇陛下の言葉とともに述べられている。 ○ 両陛下の膝まづいて被災者を励まされるお姿に何もそこまでと言う人もいる。「天皇皇后両陛下が自らのご意志で行った、こうした行為こそが、お二人の真情を率直にあらわしているのではないだろうか。誰も、人間の真摯で率直な行為を止めることはできないのである」

「明仁天皇と平和主義   斎藤利彦」を読む。
○  明仁天皇と美智子皇后のお姿をニュース等で拝見するたびお二人の謙虚なお姿、戦没者への深い祈り、災害犠牲者への深い慈しみを思う。
○  天皇陛下のお言葉「忘れてはならない日、8月15日の終戦日。8月6日の広島原爆投下日。8月
9日の長崎原爆投下日。6月23日の沖縄戦争終結日であります。」
○   本書では、昭和8年に生まれ、自ら「戦争の無い時を知らない」と言う幼少期・少年期から、天皇陛下の自己形成に大きな影響を与えたと言われるヴァイニング夫人、小泉信三氏との交流を経て、美智子様と出会い、日本国憲法により定められた「象徴天皇」のあるべき姿を思索し行動する中で、たどり着いた「象徴天皇」の理念と意志が、「国民への共感と共苦」、「平和への貢献」(ここでいう「平和」とは、単に戦争のない状態のみならず、国民生活の基底としての平穏と安定が得られた状態を示す)、「非権力性」であったことが、多数の当時の天皇陛下の言葉とともに述べられている。
○ 両陛下の膝まづいて被災者を励まされるお姿に何もそこまでと言う人もいる。「天皇皇后両陛下が自らのご意志で行った、こうした行為こそが、お二人の真情を率直にあらわしているのではないだろうか。誰も、人間の真摯で率直な行為を止めることはできないのである」

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