私は長年俳句を作っている。実に愚作ばかりで恥ずかしい限りだ。このドナルド・キーン先生の言葉に勇気を頂いた。
「第二芸術」はとても大事と言うドナルド・キーン先生の意見である。
ドナルド・キーン先生「第二芸術は大切です。外国には残念ながら、第二芸術」はないのです。」
桑原武夫さんは第二次世界大戦の敗北に大いなる落胆をして 俳句、短歌の否定論 「第二芸術論」 を発表した。
「第二芸術論」は1946年に発表され、俳句だけでなく、短歌を含めた短詩型文学の否定論である。
ドナルド・キーン先生「外国では大人になって詩を作る人は詩人しかいない。素人は詩人の作った詩を読むだけです。でも日本人は素人でも俳句や短歌を作り、数百部の本にして家族や友達に配る。そのことがとても良い。第一芸術は各国にある。でも第二芸術はとても大事なんです。」
現在の日本で百万人という人々が、それぞれの指導者のもとで俳句、短歌を学び、ほとんどの新聞や雑誌で、一流の俳人、歌人が選者となって素人の作品を評していることを述べています。
外国人は、そのような優れた文学がどこの国にあるかと主張せんがため、この短詩形式を真似んものと、世界各国で数千人の人々がそれぞれの国の言葉で、それなりの詩を書いているのです。
彼等は ヨーロッパ固有のソネット(14行からなる詩)などは見向きもせず、日本の俳句、短歌を参考としたものがつくっているのです。それもアメリカなどでは、学校で子供たちに教えられています。
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