スズキの鈴木修会長兼社長(85)の恐るばかりの老人力に驚く。
「経営トップ? もう20~30年続けますよ」。今月85歳を迎える軽自動車最大手、スズキの鈴木修会長兼社長が1月7日、「生涯現役」を宣言した。仕事の忙しさが元気の理由とし、40年近くトップを務める会社のかじ取りを、今後も担う意欲を示した。
約400人が参加して浜松市内であった浜松商工会議所の賀詞交換会で記者団に答えた。鈴木氏は「1日でも長く他人の世話にならないことを心がけるべきだ」と健康を保つ秘密を説明。自らについては「死ぬ暇がないほど忙しい。それくらい働けばいい」とする一方、丈夫に育ててくれた両親への感謝も口にした。
スズキに創業家の婿養子として入社した鈴木氏は1978年に社長に就き、一貫して経営の指揮を執る。インド市場開拓などで売上高を3兆円超に伸ばす一方、地元政財界にも強い影響力を発揮してきた。
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