2015年3月15日日曜日

「不思議な事があるものだ 宇野千代」

「不思議な事があるものだ      宇野千代」を読む。
宇野千代さんはこの本で山口県岩国の方言を惜しみ無く使う。
彼女は徹底したポジティブシンキングの権化みたいな人である。つまり楽天家だな。羨ましいな。宇野千代さんは 自分の思ふことがそのまま信じられる、と思ふと、仕事が日にましに面白くなり、日にまし上手になり、何と言ふ私は仕合せなものですね。十六歳の少女の幸運な成り行きを描く表題作の他、最晩年の短篇六篇、単行本未収録の随筆五篇と旧作四篇を収録。九十八歳で天寿を全うした宇野千代さんの人生観を表すエッセー的短編小説集だ。

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