2016年7月6日水曜日

「古代東アジアの女帝 入江曜子」を読む。 著者は女性の視点から古代史を考察する。日本には推古、皇極、斉明、持統、朝鮮半島の新羅には善徳、真徳、中国の唐では武則天(則天武后)という女帝が現れる。著者は言う。「女帝の美貌は才能の一つ。」なるほど卓見である。 日本と新羅の女帝は出自は皇族である。しかし武則天は皇族でない。 今まで7世紀の日本古代史を女帝という視点はなかった。この視点は新鮮である。 女性が政治を動かす大きな力を持っていたことを認識を新たにする。日本だけでなく東アジア全体に目配りして女帝を論じているのも興味深い。

「古代東アジアの女帝  入江曜子」を読む。
著者は女性の視点から古代史を考察する。日本には推古、皇極、斉明、持統、朝鮮半島の新羅には善徳、真徳、中国の唐では武則天(則天武后)という女帝が現れる。著者は言う。「女帝の美貌は才能の一つ。」なるほど卓見である。
日本と新羅の女帝は出自は皇族である。しかし武則天は皇族でない。
今まで7世紀の日本古代史を女帝という視点はなかった。この視点は新鮮である。
女性が政治を動かす大きな力を持っていたことを認識を新たにする。日本だけでなく東アジア全体に目配りして女帝を論じているのも興味深い。

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