2018年6月5日火曜日

平成サラリーマン川柳

「平成サラリーマン川柳傑作選① 第一生命選   」を読む。
「おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉     芭蕉 」
○ サラリーマン川柳は楽しいような、面白いような、ちょっと悲しい、大笑い、苦笑を噛みしめるもする詩ではあるまいか。
○ チャップリンの演技に見るように、可笑しさ、笑いは悲しさと表裏一体なのだ。
○ バブル経済が崩壊して仕事の重荷は末端ほど重い。
サラリーマンの多くは下積みで、トップまで登り詰める人は少数である。
扶養家族を背負っている、ローンで住宅を購入した。辞めたくても辞めれないサラリーマンも多い。組合のない会社ではだれも助けくれない。
例句
過労死はニュースだけだと妻が言い
二次会になってわかった社の派閥
無礼講会社にもどれば無礼者
ゴミ袋下げてパジャマに見送られ
深夜バス降りてもわが家まだ遠し
人生が酔いつぶれてる終電車
根回しと盥まわしで目を回し
心身症投薬よりも赤ちょうちん
仕事の鬼死ぬ気でやると死んだ奴

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