「真説 松平不昧 長尾遥」を読む。
出雲藩主の松平治郷、不昧(1751~1818)はその68年の生涯で三つの事をやり遂げた。
○ その一は洒脱な人間性で家族、家臣団を指導し、廃藩寸前の十八万石の松江藩を見事な藩に仕立て上げた。
○ その二は国家的な規模の美術品の蒐集・保管を行い、江戸に一大文化センターを作り公開した。不昧の蒐集品は今も国宝、重要文化財として残る。
○ その三は病弱の身でありながら茶道・不昧流を確立した。
陶芸、茶器、和菓子産業を起こし松江を文化財都市に振興した。
○ また不昧は高価な茶器を購入して藩財政を圧迫したとする悪評もあるか、最近の研究では該当期間の2%に過ぎないとされる。
○ 松江市は没後200年の2018年から「不昧公200年祭」として記念事業を計画している。命日の4月24日を「茶の湯の日」とすることを2017年に決めた。
2018年5月27日日曜日
「真説 松平不昧 長尾遥」を読む。 出雲藩主の松平治郷、不昧(1751~1818)はその68年の生涯で三つの事をやり遂げた。 ○ その一は洒脱な人間性で家族、家臣団を指導し、廃藩寸前の十八万石の松江藩を見事な藩に仕立て上げた。 ○ その二は国家的な規模の美術品の蒐集・保管を行い、江戸に一大文化センターを作り公開した。不昧の蒐集品は今も国宝、重要文化財として残る。 ○ その三は病弱の身でありながら茶道・不昧流を確立した。 陶芸、茶器、和菓子産業を起こし松江を文化財都市に振興した。 ○ また不昧は高価な茶器を購入して藩財政を圧迫したとする悪評もあるか、最近の研究では該当期間の2%に過ぎないとされる。 ○ 松江市は没後200年の2018年から「不昧公200年祭」として記念事業を計画している。命日の4月24日を「茶の湯の日」とすることを2017年に決めた。
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