「マンボウ雑学記 北杜夫」を読む。
かの名高きマンボウ先生が持前の博学ぶりを思う存分発揮して独自の論を展開する。「日本について」では神話や伝承の中に民族の魂の遍歴を探り、「お化けについて」では日本のお化けの怖さ・面白さを明らかにする。
自らの体験にもとづく「看護婦について」「躁鬱について」を含めて、いずれもユーモア精神溢れるエッセイである。
○ エッセイと言うものの
「第1章日本ついて」「第2章お化けについて」は信頼すべき原典を調べ書いておられる。
「第3章看護婦について」「第4章躁鬱について」は自ら医師の経験を踏まえ書かれている。
○ 躁鬱病は感情が高揚するか、沈潛するかだけの症状である。現代人には普通にある症状であり、北杜夫さんも躁鬱を経験されている。
分裂病は妄想や幻想を抱いたりする病気である。混同してはならない。
2018年5月4日金曜日
「マンボウ雑学記 北杜夫」を読む。 かの名高きマンボウ先生が持前の博学ぶりを思う存分発揮して独自の論を展開する。「日本について」では神話や伝承の中に民族の魂の遍歴を探り、「お化けについて」では日本のお化けの怖さ・面白さを明らかにする。 自らの体験にもとづく「看護婦について」「躁鬱について」を含めて、いずれもユーモア精神溢れるエッセイである。 ○ エッセイと言うものの 「第1章日本ついて」「第2章お化けについて」は信頼すべき原典を調べ書いておられる。 「第3章看護婦について」「第4章躁鬱について」は自ら医師の経験を踏まえ書かれている。 ○ 躁鬱病は感情が高揚するか、沈潛するかだけの症状である。現代人には普通にある症状であり、北杜夫さんも躁鬱を経験されている。 分裂病は妄想や幻想を抱いたりする病気である。混同してはならない。
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