2016年7月22日金曜日

「木内信夫さんの旧ソ連での苦役抑留の水彩画40点が世界記憶遺産に登録された。」 木内信夫さん(93)は第二次世界大戦戦争後のソ連(現ロシア)での抑留体験を描き、その作品は世界記憶遺産に登録された。木内信夫さんは千葉県柏市に健在である。  2015年国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、舞鶴引揚記念館(京都府舞鶴市)が所蔵するシベリア抑留などの記録570点の遺産登録を決定。木内さんが寄贈してきた約100点の水彩画のうち、候補になっていた40点が選ばれた。記念館によると、引き揚げから間もないころに描いた作品で「記録性が高い」と決定された。 シベリア鉄道でウクライナに送られる様子から収容所での労働、引き揚げ船での帰国までさまざまな場面を切り取っている。多くの日本兵が凍土に死亡した。  現地では、線路に敷くための石を採る作業などをした。「寒風に負けず石割り続けられ」との川柳が添えられた作品では、雪景色の中で大きな石を重そうに抱える姿が描かれている。 アメリカの研究者ウイリアム・ニンモ著『検証-シベリア抑留』によれば、確認済みの死者は25万4千人、行方不明・推定死亡者は9万3千名で、事実上、約34万人の日本人が死亡したという。

「木内信夫さんの旧ソ連での苦役抑留の水彩画40点が世界記憶遺産に登録された。」
木内信夫さん(93)は第二次世界大戦戦争後のソ連(現ロシア)での抑留体験を描き、その作品は世界記憶遺産に登録された。木内信夫さんは千葉県柏市に健在である。
 2015年国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、舞鶴引揚記念館(京都府舞鶴市)が所蔵するシベリア抑留などの記録570点の遺産登録を決定。木内さんが寄贈してきた約100点の水彩画のうち、候補になっていた40点が選ばれた。記念館によると、引き揚げから間もないころに描いた作品で「記録性が高い」と決定された。
シベリア鉄道でウクライナに送られる様子から収容所での労働、引き揚げ船での帰国までさまざまな場面を切り取っている。多くの日本兵が凍土に死亡した。
 現地では、線路に敷くための石を採る作業などをした。「寒風に負けず石割り続けられ」との川柳が添えられた作品では、雪景色の中で大きな石を重そうに抱える姿が描かれている。
アメリカの研究者ウイリアム・ニンモ著『検証-シベリア抑留』によれば、確認済みの死者は25万4千人、行方不明・推定死亡者は9万3千名で、事実上、約34万人の日本人が死亡したという。


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