2018年7月11日水曜日

「らくらく読める平家物語 島崎晋」を読む。 ○ 私は古典講座でも平家物語を学んだ事があるが、読む毎に心に沁みる古典の力に改めて感嘆する。 ○ 平家物語は言琵琶法師が語る音曲であり、史実とは異なる所もある事も承知しなければならない。また平家物語は音曲とすれば、黙読でなく声を出して読むのが良いとされる。 ○ 「祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、 盛者必衰(じょうしゃひっすい)の理(ことはり)をあらはす。奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。 」 ○ 平家物語は、この世のはかなさを哀感をこめて語り伝える壮大な歴史ロマンである。この本では大きな文字でフリガナ付き。地図・系図・写真など図版満載、あらすじとポイント解説で極めて分かりやすい。 ○ 平家物語の作者は誰か。信濃前司行長が、東国の武士の事情に詳しい生仏(しょうぶつ)と言う盲目法師と協力し平家物語を作ったとされる説が最も有力である。 ○ 作者が誰であり、盲目の琵琶法師により語られる内に、加筆訂正を経過し成立した事は間違いない。今思うと盲目の琵琶法師の記憶力には驚かされる。

「らくらく読める平家物語 島崎晋」を読む。
○ 私は古典講座でも平家物語を学んだ事があるが、読む毎に心に沁みる古典の力に改めて感嘆する。
○ 平家物語は言琵琶法師が語る音曲であり、史実とは異なる所もある事も承知しなければならない。また平家物語は音曲とすれば、黙読でなく声を出して読むのが良いとされる。
○ 「祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、 盛者必衰(じょうしゃひっすい)の理(ことはり)をあらはす。奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。 」
○ 平家物語は、この世のはかなさを哀感をこめて語り伝える壮大な歴史ロマンである。この本では大きな文字でフリガナ付き。地図・系図・写真など図版満載、あらすじとポイント解説で極めて分かりやすい。
○ 平家物語の作者は誰か。信濃前司行長が、東国の武士の事情に詳しい生仏(しょうぶつ)と言う盲目法師と協力し平家物語を作ったとされる説が最も有力である。
○ 作者が誰であり、盲目の琵琶法師により語られる内に、加筆訂正を経過し成立した事は間違いない。今思うと盲目の琵琶法師の記憶力には驚かされる。

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