2016年3月26日土曜日

3月26日ETV特集、再放送「秘話父は人間爆弾の発案者名前を失くした父~人間爆弾“桜花”発案者の素顔~」見る。悲しい物語だ。 人間爆弾は「桜花」は失敗だった。ほとんど戦果が無かった。 米軍は「BAKA-BOMB(馬鹿爆弾)」と呼んだ。しかし海軍幹部は更に推奨した。 大新開は大々的に嘘の戦果を宣伝した。 人間爆弾と呼ばれた特攻兵器「桜花」を発案した元海軍中尉の大田正一は戦後生きていた。終戦直後、ひとり零戦に乗って海に飛び込み、自殺を遂げたはずだった。しかし無戸籍で生き伸びていた。 「桜花」は太平洋戦争中、海軍が零戦の特攻に先駆けて開発を進めた特攻専用の有人飛行爆弾で、人間が操縦したままロケットを噴射し敵艦に体当たりする。この非情な兵器を考え出し、海軍上層部に提案したのが大田正一だった。しかし現実の桜花は、母機が敵艦に近づく前にアメリカの戦闘機に撃ち落とされ、ほとんど戦果を挙げられなかった。発案者の大田正一は終戦の3日後、零戦に乗って海に飛び込み、自殺を遂げたとされていた。しかし、その大田正一は生きていた。偽名を使い大阪で新しい家庭を作っていた。 息子の大屋隆司さん(63)が父の本当の名前を知ったのは中学生の時だった。子煩悩でやさしかった父と、非情な兵器を考え出した父とが結びつかず、それ以上詳しい話を聞くことはできなかった。父は本当はどんな人間だったのか。父が背負い続けたものはいったい何だったのか。戦後70年の節目を迎え、隆司さんは戦争中の父を知る元桜花搭乗員を訪ね、その人生の痕跡を探り始めた。知らなかった父の過去と向き合おうとする息子の姿を通して、今なお残る戦争の傷跡を探る。

3月26日ETV特集、再放送「秘話父は人間爆弾の発案者名前を失くした父~人間爆弾“桜花”発案者の素顔~」見る。悲しい物語だ。
人間爆弾は「桜花」は失敗だった。ほとんど戦果が無かった。
米軍は「BAKA-BOMB(馬鹿爆弾)」と呼んだ。しかし海軍幹部は更に推奨した。
大新開は大々的に嘘の戦果を宣伝した。
人間爆弾と呼ばれた特攻兵器「桜花」を発案した元海軍中尉の大田正一は戦後生きていた。終戦直後、ひとり零戦に乗って海に飛び込み、自殺を遂げたはずだった。しかし無戸籍で生き伸びていた。
「桜花」は太平洋戦争中、海軍が零戦の特攻に先駆けて開発を進めた特攻専用の有人飛行爆弾で、人間が操縦したままロケットを噴射し敵艦に体当たりする。この非情な兵器を考え出し、海軍上層部に提案したのが大田正一だった。しかし現実の桜花は、母機が敵艦に近づく前にアメリカの戦闘機に撃ち落とされ、ほとんど戦果を挙げられなかった。発案者の大田正一は終戦の3日後、零戦に乗って海に飛び込み、自殺を遂げたとされていた。しかし、その大田正一は生きていた。偽名を使い大阪で新しい家庭を作っていた。
息子の大屋隆司さん(63)が父の本当の名前を知ったのは中学生の時だった。子煩悩でやさしかった父と、非情な兵器を考え出した父とが結びつかず、それ以上詳しい話を聞くことはできなかった。父は本当はどんな人間だったのか。父が背負い続けたものはいったい何だったのか。戦後70年の節目を迎え、隆司さんは戦争中の父を知る元桜花搭乗員を訪ね、その人生の痕跡を探り始めた。知らなかった父の過去と向き合おうとする息子の姿を通して、今なお残る戦争の傷跡を探る。

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