2018年9月5日水曜日

「五能線物語 奇跡のローカル線を生んだ最強の現場力 遠藤功」を読む。 ○ 「日本一乗りたいローカル線」の呼び声高い五能線は、秋田・青森を結ぶ路線だ。 五能線は秋田県・東能代駅と青森県・川部駅を結ぶ全長147.2kmの単線、非電化のローカル線だ。 人気の秘密は、見る者を圧倒する絶景である。列車は日本海沿いぎりぎりを走り、世界遺産白神山地を駆け抜け、りんごの木と田んぼの間をゴトゴト進む。 日本の宝といって過言でない絶景の数々に、観光客から歓声があがる。今でこそ年間10万人以上が訪れる人気観光路線だが、かつて五能線は存続の危機を噂されるほどの窮地にあった。 ○ JR東日本最小の支社、秋田支社の面々は、お荷物状態の五能線に頭を抱え、地元の人々は「廃線なんてことにならなきゃいいが」と心配した。 しかし、秋田支社と沿線の人々は、イノベーションとは極限状態から生まれるものだと証明する。 ○ 五能線を人気の観光路線引き上げた原動力は、秋田支社の「現場力」である。「ノスタルジックビュートレイン」は古い客車を改造し、「リゾートしらかみ」は古い気動車を改造した。絶景ポイントでの「サービス徐行」も現場の運転手の機転のよって始まった。 ○ 「リゾートしらかみ」では駅に「なまはげ」が登場して客を喜ばす。 ○ 絶対にあきらめない。現場で働く一人一人が、五能線を愛し、よみがえらせるためにあらゆる策を打つ。そこには深い地元愛があり、仕事への誇りがある。

「五能線物語 奇跡のローカル線を生んだ最強の現場力 遠藤功」を読む。
○ 「日本一乗りたいローカル線」の呼び声高い五能線は、秋田・青森を結ぶ路線だ。
五能線は秋田県・東能代駅と青森県・川部駅を結ぶ全長147.2kmの単線、非電化のローカル線だ。
人気の秘密は、見る者を圧倒する絶景である。列車は日本海沿いぎりぎりを走り、世界遺産白神山地を駆け抜け、りんごの木と田んぼの間をゴトゴト進む。
日本の宝といって過言でない絶景の数々に、観光客から歓声があがる。今でこそ年間10万人以上が訪れる人気観光路線だが、かつて五能線は存続の危機を噂されるほどの窮地にあった。
○ JR東日本最小の支社、秋田支社の面々は、お荷物状態の五能線に頭を抱え、地元の人々は「廃線なんてことにならなきゃいいが」と心配した。
しかし、秋田支社と沿線の人々は、イノベーションとは極限状態から生まれるものだと証明する。
○ 五能線を人気の観光路線引き上げた原動力は、秋田支社の「現場力」である。「ノスタルジックビュートレイン」は古い客車を改造し、「リゾートしらかみ」は古い気動車を改造した。絶景ポイントでの「サービス徐行」も現場の運転手の機転のよって始まった。
○ 「リゾートしらかみ」では駅に「なまはげ」が登場して客を喜ばす。
○ 絶対にあきらめない。現場で働く一人一人が、五能線を愛し、よみがえらせるためにあらゆる策を打つ。そこには深い地元愛があり、仕事への誇りがある。

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