9月16日NHK日曜美術館「微笑(ほほえ)む仏~柳宗悦が見いだした木喰仏~」
木喰(1718~1810 享年93歳)は、江戸時代後期の仏教行者・仏像彫刻家・歌人である。
○ 日本全国におびただしい数の遺品が残る、「木喰仏」(もくじきぶつ)の作者である。特定の寺院や宗派に属さず、全国を遍歴して修業した仏教者を行者あるいは遊行僧(ゆぎょうそう)などと称する。
○ 円空の荒削りで野性的な作風に比べると、木喰の仏像は微笑を浮かべた温和なものが多いのも特色である。
○ “微笑仏(みしょうぶつ)”と呼ばれる独特の笑みを湛(たた)え、素朴で温かみのある仏像を彫った江戸時代後期の僧侶、木喰(1718~1810)。全国各地を遊行し1千体以上の仏像を彫った。長年埋もれていた木喰仏を見いだし、その魅力を世に広めた人物が民芸運動の創始者、柳宗悦である。柳は、木喰の故郷、山梨県身延町丸畑をはじめ全国各地を実地調査し、多くの木喰仏を見出した。全国に残る木喰仏の魅力を、柳宗悦の眼を通して紹介する。
○ 木喰の和歌
「みな人の心をまるく まんまるに どこもかしこも まるく まんまる」
「いつまでか はてのしれざる たびのそら いづくのたれと とふ人もな」
「木喰のけさや衣は やぶれても まだ本願は やぶれざりけり」
「いきなりに ころり丸々そのよさは さむさわするる ちゃはん酒かな」
「木喰もいづくのはての 行きだおれ いぬかからすの ゑじきなりけり」
2018年9月16日日曜日
9月16日NHK日曜美術館「微笑(ほほえ)む仏~柳宗悦が見いだした木喰仏~」 木喰(1718~1810 享年93歳)は、江戸時代後期の仏教行者・仏像彫刻家・歌人である。 ○ 日本全国におびただしい数の遺品が残る、「木喰仏」(もくじきぶつ)の作者である。特定の寺院や宗派に属さず、全国を遍歴して修業した仏教者を行者あるいは遊行僧(ゆぎょうそう)などと称する。 ○ 円空の荒削りで野性的な作風に比べると、木喰の仏像は微笑を浮かべた温和なものが多いのも特色である。 ○ “微笑仏(みしょうぶつ)”と呼ばれる独特の笑みを湛(たた)え、素朴で温かみのある仏像を彫った江戸時代後期の僧侶、木喰(1718~1810)。全国各地を遊行し1千体以上の仏像を彫った。長年埋もれていた木喰仏を見いだし、その魅力を世に広めた人物が民芸運動の創始者、柳宗悦である。柳は、木喰の故郷、山梨県身延町丸畑をはじめ全国各地を実地調査し、多くの木喰仏を見出した。全国に残る木喰仏の魅力を、柳宗悦の眼を通して紹介する。 ○ 木喰の和歌 「みな人の心をまるく まんまるに どこもかしこも まるく まんまる」 「いつまでか はてのしれざる たびのそら いづくのたれと とふ人もな」 「木喰のけさや衣は やぶれても まだ本願は やぶれざりけり」 「いきなりに ころり丸々そのよさは さむさわするる ちゃはん酒かな」 「木喰もいづくのはての 行きだおれ いぬかからすの ゑじきなりけり」
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿