「浮世絵で読む、江戸の四季とならわし 赤坂治績」を読む。
○ 江戸時代の四季の生活が北斎や広重等の浮世絵でビジュアルに描かれており江戸時代の庶民のの習わしがよく分かる浮世絵歳時記である。浮世絵も豊富で、江戸庶民の生活を読み解いてくれているのも楽しい。作者の薀蓄を聴きながら、ゆったりと江戸の町を散歩しているような気分になれる本である。
○ 中世では現世は「憂世」であった、それが江戸時代には「浮世」になった。江戸時代の庶民は人生を楽しんだようだ。
江戸時代の生活や習わしが正月から大晦日まで順を追って書かれている。
○ 正月は萬歳芸に笑い転げ、春は着物の裾をからげて潮干狩り、夏はミニチュアの富士に詣で、鰻を食す。秋は長屋総出で井戸さらい、師走の煤払いが終われば持ちをついて年神を待つ。これが庶民のならわしであった。
2018年9月29日土曜日
「浮世絵で読む、江戸の四季とならわし 赤坂治績」を読む。 ○ 江戸時代の四季の生活が北斎や広重等の浮世絵でビジュアルに描かれており江戸時代の庶民のの習わしがよく分かる浮世絵歳時記である。浮世絵も豊富で、江戸庶民の生活を読み解いてくれているのも楽しい。作者の薀蓄を聴きながら、ゆったりと江戸の町を散歩しているような気分になれる本である。 ○ 中世では現世は「憂世」であった、それが江戸時代には「浮世」になった。江戸時代の庶民は人生を楽しんだようだ。 江戸時代の生活や習わしが正月から大晦日まで順を追って書かれている。 ○ 正月は萬歳芸に笑い転げ、春は着物の裾をからげて潮干狩り、夏はミニチュアの富士に詣で、鰻を食す。秋は長屋総出で井戸さらい、師走の煤払いが終われば持ちをついて年神を待つ。これが庶民のならわしであった。
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